アムステルダム・デンハーグ・ザーンセスカンス(オランダ)・アントワープ・ブリュージュ・ダム(ベルギー)・香港
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2006.8.11〜18
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「母子でどうなっとるんじゃい珍道中」第3弾!!
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旅 程 |
8/11 香港
↓ 8/12 アムステルダム ↓ 8/13 ザーンセスカンス・ブリュージュ ↓ 8/14 ダム・アントワープ ↓ 8/15 デンハーグ・アムステルダム ↓ 8/16 ↓ 8/17 香港・帰国 |
タイペイでトランジット |
元気な香港 |
<香港> 2年前に行った時より、更に多くのビルが建っていた。 ダウンタウンも、相変わらず大変な賑わいだった。 香港の私の一番のお気に入りは、何と言っても旺角ストリート。 買い物が楽しくて楽しくてたまりませんわ。 今回も、値切りに値切っていろんな雑貨を購入した ♪ |
駅前の風景。道沿いには中世の建物が建ち並び、 路面電車やバスがひっきりなしに行きかっていた。 |
きれいなお花が町中にあふれていた。 | ホテルの前を流れるシンゲル運河 |
京都みたいに間口が狭く、奥行きの広い家が多い。 | カナルバスは、1日15ユーロで乗り放題。 | プリンセン運河。橋の上にはたくさんの自転車が。 | どのボートも、観光客でぎゅうぎゅう詰めだった。 |
鎧戸もファッショナブル | 「アンネの家」に続く運河沿いの道 | 運河に浮かぶカフェテリア。オランダでは合法ドラッグの店が「コーヒーショップ」で、コーヒーを出す店が「カフェ」なんだそうだ。 | ネオ・ルネッサンス様式のアムステルダム中央駅。1889年完成。東京駅のモデルになった。 | マルクト広場 |
「アンネの家」の前には、噂通り早朝から行列ができていた。 | 「アンネの家」のすぐ隣、西教会前のアンネの像。想像してたのより随分小さかった。アンネも西教会のカリヨンの音を毎日聞いていたのね。 | 「レンブラントの家」。レンブラントが33歳の頃から20年間住んだ家。映画「レンブラントへの贈り物」と同じ間取り、家具・調度品、画材等々に、ちょっと感激した。 | 「南教会」 アムステルダム最初のプロテスタント教会。レンブラントの「夜警」もここで描かれたとか。チェスの駒に似てる・・・っていうか、チェスの駒が教会に似てるのかも? |
西教会にはレンブラントの墓もある。85mの高さの塔は改装工事中だった。 | ニュー・メトロポリス。関空と同じデザイナーのデザイン。 | 市民の憩いの場、広〜いフォンデル公園 |
マヘレの跳ね橋 |
ファン・ゴッホ美術館 |
市立近代美術館 |
国立ミュージアム |
夜になるとライトアップされる。手前に水門がある。ゴッホの「アルルのハネ橋」に似てるよね。 | 1973年開館。ゴッホの作品は、年代を追って展示。YYも私も、もう大興奮。「ひまわり」は、ロンドンのナショナルギャラリーで観たものと、色も構図もとてもよく似ていた。中にはこれらと随分違う「ひまわり」もあるらしい。どこにあるのだろう?観てみたい。 ここにはゴッホ作品の他に、同時代の画家の作品や書簡などがあった。 地下には大量の日本の美術品も。桜を描いたものや、自画像の背景に浮世絵が描かれたものもあり、ゴッホと日本とのつながりの深さを感じた。 ゴッホをもっと知りたいので、帰国後すぐに、嘉門安雄の「ゴッホの生涯」を購入、読み始めたよ。 |
改築中で、展示品の一部はアムステルダム駅の近くの美術室(郵便局の2F)に移されていた。(ほんとにごく一部で、正直言って期待外れだったよ。) 他の大部分は、今アムステルダムにないって係の人が言っていたけど、いったいどこに保管されているんだろう?あれで10ユーロとは! |
今年はレンブラント生誕400周年。 あっちこっちにレンブラントのCMがあった。3回行ったがいつまでたっても入り口は、ものすごい行列だった。週末だったせいかも? 国立ミュージアムの一番人気は、何と言ってもやっぱり「夜警」。どうやら本当は夜の絵ではなく、昼の絵だったらしいが、後世の人々が勝手に(誤って?)名付けたそうだ。 レンブラント400周年に関わる情報はこちらへどうぞ。とってもおもしろいよ。 ↓ http://www.rembrandt400.com/ |
王宮 |
ユダヤ歴史博物館 |
のみの市 |
東インド会社 |
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現在は迎賓館として使われている。最初は市庁舎として建てられた。7つの入り口はオランダ独立を決めた7つの州を表しているんだとか。 | ユダヤ民族の深い歴史が、4つのシナゴーグを舞台に展示されていた。誇りを持ち、独自の文化を大切に大切に守っている・・それがよく分かる展示だった。神戸の華僑博物館を思い出した。 実は、ユダヤ教とレンブラントには切っても切れない深い関係があったらしいことを今回初めて知った。今年の11月からここで始まる特別企画展「The 'Jewish' Rembrandt」を見ることができなくて、と〜〜〜〜っても残念だ。彼の絵に託された願いや謎を、私も知りたいっ!!! |
ぬわっ。楽しい。 こういうの大好き。 |
え?これが、16〜18世紀の大航海時代、世界を股にかけた経済活動の本拠地なの? 海沿いでもなく、さほど大きくもなく、意外だった。 |
後方の風車は、今も現役。 私、色黒なんじゃなく、逆光で顔が暗いだけだから・・・ ・・・念のため。 |
のどかなのどかな風景だった。 見渡す限り、真っ平らな緑の大地、 そして小さな家と運河があるだけだった。 |
風車は、粉をひくだけでなく、運河の水量の調節も行った。バケツリレーのように何基も繋がって水を汲み上げてきたそうだ。 | ザーン地区では、建物と風景が、中世のままに保存されている。小舟を持つ家もたくさんあった。 | 牛やヒツジ、鴨、水鳥などがのびのびと過ごしていた。 | 各家庭の庭は、小さいながらも、どこもきれいに整備されていた。 |
風車にもいろいろなデザインがあるみたい。 | 風車には風車言葉があり、こうして十字に羽を止めるのは短い休憩、バッテンのように斜めに止めるのは、長い休憩なんだそうだ。 |
ブリュージュ駅 | 駅前の花壇の花 | 運河沿いの街並み | 「愛の湖」 この街も、北極の氷が解けたらきっと水没してしまうのねって思える水の高さだった。 |
オランダと違ってベルギーにはレストランが多い。 1人前の量もかなり多い。 |
石畳の街 | 世界遺産のベギン会修道院 |
88mの「鐘楼」。世界遺産。15分ごとにオルゴールみたいにきれいなカリヨンが鳴った。 | 「メムリンク美術館」。メムリンクが戦争で負傷し入院した聖ヨハネ病院の一部が美術館になったそうだ。治療のお礼に絵を納めたのが始まりらしい。 | オランダがプロテスタントなのに対し、ベルギーはカトリック信者が多い。 | 聖母マリア教会 |
ブルフ広場。オランダでもベルギーでも、観光用のお馬さんがいっぱいいた。 | ベルギー最古の市庁舎 | ギザギザ屋根がブリュージュの特徴らしい。 | 市庁舎の左隣は聖血礼拝堂 |
↑ ブリュージュの中心、マルクト広場の真ん中に立つ、ヤン・ブレーデルとピーテル・デ・コローニングの像。 14世紀、フランスの圧政に対して立ち上がった英雄だ。 |
市立劇場入り口の像。かごの鳥を手に持つ鳥。 |
旧市街と新市街を結ぶ 「ゲントの門」 |
ボンヌ・シェール風車 | エレガントなお年寄りが多かった。ジョギングをしている人もたくさん見かけた。生活にゆとりを持ち、人生をエンジョイしているんだなって思った。 |
聖ヤン・ハイス風車 | マルクト広場 | ゲント・ブリュージュ・オーステンデ運河(外運河) | 大きな貨物船を通すため、跳ね橋が上がった。 |
ブリュージュとダムを結ぶダムグッドザック号。往復で1人5,5ユーロ | ダムの市庁舎。他に墓場などを見学した。 | ダムグッドザック号に乗り、再びブリュージュへ。 | 教会の数と同じくらい、あっちこっちに跳ね橋と水門があった。 |
ベルギーの重要文化財に指定されているアントワープ中央駅。ゴージャス! | カペル教会。ガイドブックにも載っていない教会だけど、とても立派だった。 | 聖ヤコブ教会の入り口 | オペラハウス | 「ステーン城(国立海洋博物館)」 10世紀から500年間に渡り、牢獄や刑場として使用された。 |
アントワープ中央駅の正面。鉄道の大聖堂と呼ばれている。 1895年から10年間かけて建てられた。 | 市庁舎前のブラボーの像。巨人の手(アント)を切り取って投げた(ワープン)伝説が元になり、この街がアントワープと呼ばれるようになったということだ。 | 聖ヤコブ教会の正面 | 聖ヤコブ教会の塔 | ノートルダム大寺院とルーベンスの像(フルン広場にて) |
マルクト広場では小雨にもかかわらず、アンティーク市が開かれていた。 | 「ルーベンスの家」 現在は市立美術館。アムステルダムの「レンブラントの家」に比べて、かなり豪華だ。ルーベンスの活躍ぶりが窺える。 | ワッペル広場の噴水 | 銀行もこんなにファッショナブル | 市庁舎。万国旗で飾られていた。別に序列がつけられてるわけでもないだろうけど、日本の旗が一番上の段にあり、何だかちょっと嬉しい気がした。 ┐(´-`)┌ |
高さ123m。1352年から200年がかりで建設された。天にそびえるノートルダム大寺院 | 大寺院の正面。カリヨンがひっきりなしに鳴り響いていた。 | 大寺院正面の細かなレリーフ | 正面のドームは、アントワープ中央駅 |
ベギン会修道院 | 劇場 | 誰なんだろう? | アントワープ中央駅に向いて立つ像 |
街のあっちこっちに、いろんな像や塔があった。 なぜかマハトマ・ガンジーの胸像もあった。 |
オレンジのアントワープタワー |
「アントワープ近代美術館」 どれもこれもスティミュラスな作品ばかりで驚きだった。感性を共有し合う仲間がいるということは、何と心強いものなのだろう。 | 金色に輝いているのは全て押しピン。他にもコガネムシを散りばめた作品や、映像や音声を使ったもの、ロウソクや剥製、鳥の羽など、素材は様々だった。 | 「王立美術館」 ルーベンス作品の所蔵は世界一。 古典的な作品の他に、近代美術館にあったような斬新な作品が多数展示されていた。動物の死体を素材にした物も多かった。 |
デン・ハーグ駅 | デン・ハーグは、北海に面するオランダ第3の都市。(第1はもちろんアムステルダムで、第2はロッテルダムよ。) | デン・ハーグは、ベアトリクス女王の住むロイヤルシティ。ハウステンボスは市街地の外れにある。 | 「マウリッツハイス美術館」 オランダで最も美しい建物の1つと言われている。北側に「ホフフェイファの池」がある。入場料は1人9,5ユーロ。 |
見たくてたまらなかったフェルメールの「青いターバンの少女」(真珠の耳飾りの少女)。 これを見るためにデンハーグに来たの。見た瞬間、鳥肌が立った!この目線、半開きの可憐な唇、たまりませんわ。当時誰にも真似できないと言われた落ち着いたブルー(フェルメール・ブルー)も、心に染み込む色だ。映画「真珠の耳飾りの少女」で観たシーンが、まぶたの裏に甦った。 | 背景も人物配置も、計算され尽くした構図だ。聖母マリアのブルーが、これまた大胆。 | 初めは誰かが熱心に鑑賞してるんだと思ったけど、じーっと動かないのよ。で、よく見ると足元に真っ赤な血(のようなもの)が!何とこれ、蝋人形だった。意表を突く作品(悪ふざけかも?)だよね。 |
ビネンホフ(国会)の敷地内の「騎士の館」(国会議事堂)。敷地内では一番古い建物だ。(13世紀フロリス5世による。)手前のかごのようなものは噴水よ。シャンパンタワーみたいだった。 | 運河に浮かぶ船を住まいにしている人もいる。陸上の他の家同様、花を飾り、きれ〜に住んでいた。 |
天后廟 |
気 候
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寒かった。特にベルギーでは長袖ニットを3枚重ねても寒かった。紅葉も始まっていて秋模様だった。現地の人は、マフラーにオーバーコートの人までいた。これが8月?って不思議な気がしたよ。
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言 葉
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ご質問が多いので言葉についてもちょっと説明なぞ・・・。
フランス語、喋れません。オランダ語、喋れません。英語一本です。最後の方では、フランス語も「想像して確信」していましたけど。(フランス語って英語と結構似てるんだ〜って気付きました。)ホテルや駅の国際線のインフォメーションは、英語OKでした。だけど、インド訛りほどではなかったものの、オランダ訛りが結構あって、分かりにくい発音もありました。 アントワープのノートルダム寺院では、んもう、すごい訛りのおじさんが、がんがん喋ってきて、「English Please !」って言ったら、「もちろん英語なんだけど」って言われちゃいました。(ノ´∀`*) |
植民地
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帰国後、調べたところによると、オランダが東インド会社を通じて行った植民地支配は相当厳しいものだったようだ。現地人に対して「家畜同然の扱い」だったとの記録も目にした。つまり、植民地からの搾取の元に、本国の華々しい文化は花開き存続した・・・そういうことになる。
オランダだけでなくベルギーも然り。レオポルド2世は、私領としたコンゴの住民を相当苦しめたことで有名だ・・・。 ヨーロッパの美しい面だけを見て楽しむのも、何だか申し訳ないような・・・。 |
COPYRIGHT BY Yoshiko 2006
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