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六地蔵


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2006@Yoshiko

「かさじぞう」にも「ごんぎつね」にも六地蔵は登場するけど、そもそもなんでお地蔵さまは6人なんだろう?
・・・って、前から疑問だったのだが、やっと今日、そのわけが分かった。o(^-^ )o

密教では、人は死ぬと六道〜天上界・人間界・修羅・餓鬼・畜生・地獄〜のどれかをさまようのだそうで、
どの道をさまよっても、地蔵菩薩がその人を救って下さるのだそうだ。

だから、お寺の入口や墓地の入口に祀られることが多いんだって。



この六地蔵が立っているのは、下松市営墓地(旗岡)の入り口。
全高1,7mで、普通のものよりやや大きい。建立年は不詳。

「下松市の石造文化財」によると、東洋鋼鈑の建設による墓地の移転からだから、昭和9年頃からこの地にあることになる。
それ以前は、宮の洲の墓地で土中に埋められるなどしたようだ。
(再び掘り出されたのも、地元の人の夢枕に立って訴えたためらしい。)


 表情は読み取れない。  首のところからぽっきりと折れて
いた。
 このお地蔵様は、顔がくっきり残っ
ていた。顔以外は風化していて見え
にくいが、右手には錫杖も。
 江戸末期から明治初年くらいまで、六地蔵は各地で盛んに造られたそうだ。





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