- 再び、松尾八幡宮
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手水鉢
「天明四年辰三月」と記されていたので1784年の建立ってことになる。
で、そばの狛犬も、読みづらいが「天明六年丙午九月」と記されているように見えた。
今日発見したのは、阿の尻尾の先に補修らしき痕跡が。 それともう1つの発見は、阿の股間に男性器が!花岡八幡宮の銅製の狛犬には、くっきり描かれていたが、あれは第二次世界大戦がらみで、性差が強調された時代ゆえかと勝手に解釈していた。何と江戸時代から、狛犬には性別が割り振られていたのか〜。
ほ〜っ\(◎o◎)/!
それで周辺の石造物をしげしげと眺めると・・・。
この燈籠には、「享保十五庚戌」の文字が!(享保十五年って1730年よ。)私の数少ない近所の石造物データの中では最も古く、感動した。
ヽ(T∀T )
鳥居のそばの、この燈籠には、「寛政二年庚戌」(1790年)の文字。境内近くの享保の燈籠よりメリハリバディーでおしゃれな感じ。同じ庚戌の寄進だ。たまたまかもしれないんだけど、庚戌に燈籠を寄進するのがならわしだったのかも?(って想像は膨らむ!) そう言えば、この神社には「寅開帳」と言って、寅の年だけにするお祭りがある・・・。
で、肝心の鳥居なのだが、すっかり風化して文字が読めない。いったいいつの建立なのだろう?明らかに、享保十五年の燈籠より石は古い! 鳥居に寄り添うように建っているこの石は「安政四年丁巳春」(1857年) 御旅所。読めないけど、なんとか「應」と書いてあるような・・・。「吉日」ではなく「八月十八日」と日付が入っていた。
お祭りの時、神輿をおろし休憩したところで、近所にいくつか残されている。
- 18.Feb.2006
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石造物っていいよね。造られた年号が記されていて、その頃の人を想像してみたりできる。刻一刻と風化は続いているわけだから、読めるうちにちゃんと見ておきたいな。
・・・・と言うわけで、私の「近所の狛犬及び石造物観察」はこれからも続きそうな予感・・・。
今後のめあては、近所でもっと古い狛犬または石造物を見つけること。
(奈良とか京都ならあるのかもしれないけど、こんな片田舎にあるんかいな?)・・・とは思わないことにしよう!