スーパーマーケット見学のまとめ (3年)

 スーパーマーケット学習も、いよいよ大詰め。
見学して知ったこと、調べたことなどを、他班に伝え合う時間を持った。

どの班もお店の見取り図が中心で、まわりにその説明や気付きなどを書いた。
店員や店長のお話、お客さんアンケートの結果、インターネットで調べたこと、家の人に聞いて分かったことなども記入した。

調べたことや、お店の様子を発表し合った。
 お客さんが買いやすいように、「広告の品」は目立たせていた。
 掲示板に広告を貼って、広告を見ないで来た人にもわかるようにしていた。
 トイレはいつもきれいに掃除していた。
 盲導犬が入れるお店だった。
 シールを集めると、景品がもらえるサービスをしていた。
 駐車場に、荷物を運ぶトラックが停まっていた。
 ローソンは初め牛乳屋さんだったので、マークの真ん中は牛乳のマーク。
 ローソンには、点字もあった。
 一番困るのは、逆ギレするお客がいることと、酔っぱらいが来ること。
 スーパーSのななめ後ろの家のお父さんは、昔、スーパーSの店長をしていた。
 お父さんが子どもの頃は、スーパーSには洋服も売っていた。
 インターネットで調べたら、セブン銀行は、全国どこからでもお金が出し入れできるので便利と思った。
 セブンイレブンは昔、氷屋さんだったことが分かった。
 ものを当てただけで簡単に開くドアがあった。荷物を持ってても開けられるのでいいなと思った。
 監視カメラは4ヶ所あった。
 お肉コーナーにはお肉がいっぱいあるので、やっぱり大きい冷蔵庫だった。包丁でも切れると思うけど、大きい機械で切った方が早いんだなということが分かった。包丁は危ないし。お総菜コーナーの人は、タイマーを使った方がいいと言っていた。魚屋さんに聞くと、一番売れる魚はサンマかサバだった。
 店長さんは朝3時半に起きて青果市場に行って野菜や果物を運んで来て、また仕事をする。
 新鮮なものがたくさんあった。
 天井にクーラーがあり、自転車置き場にパトカーのライトがあった。
 ジュースの裏に、倉庫があった。
 入ってすぐの所にアイスがあって、まっすぐのところにおむすびがあった。一番びっくりしたのは、レジの奥の隅っこにポットがあったこと。
 店員が、掃除機みたいな機械でローソンの中をきれいにしていた。24時間営業だからお客の少ない時に掃除するんだと思った。
 ローソンの品物はほとんどが山口県のものだった。
 レジは4つだけど、やってる人は2人だった。
 上に飾ってある飾りは季節ごとに変わっていく。
 本当に店の人はすごく忙しいことが分かった。お店が開いてる時間が長いと大変なことが分かった。
 梨とかバラバラになっていたら揃えていた。バーコードで値札を付けていた。
 「子ども110番」の旗や、宅急便の旗があった。
 サービスカウンターがお酒の隣にあった。

お客の様子を発表し合った。
 ポイントカードめあてに来る人もいた。
 火曜日は巻きずしの日
 ローソンは男のお客ばかりだった。
 すぐ食べれるものを買っていた。(セブンイレブン)
 スーパーには近くのお客さんがよく来る。女のお客さんが多くて、2時頃は少ない。
 セブンイレブンによく来る人は、作業員や学生が多い。
 ローソンでは、遠い所から来るお客さんが多かった。
 水曜日にはあまりお客さんが来ない。
 わざわざバスで来るお客さんもいる。

お店同士、似ているところ、違っているところを話し合った。
 その後、初めて知ったことや驚いたこと、上手に調べてすごいなと思ったところなどに、ご褒美シールを貼り合った。そして、どうしてそこに貼ったのか、それを見てどう思ったか等々発表し合った。

 その後、コンビニ同士・スーパー同士で似ているところや違うところ、コンビニとスーパーの違いなどを話し合う中で、子どもたちは、お店はお客さんの求めるものを知るために努力し、ニーズに見合った経営を心がけていることに気づいていった。
 <子どもたちの気付き>
 銀行や病院の中にもコンビニがあるけど、スーパーは、スーパーの中に銀行やクリーニング店がある。
 キャッチフレーズ(「マチのほっとステーション」「セブンイレブンいい気分」)やシンボルマークがある。
 どこもコピー機やゴミ箱がある。
 キャンペーンは、シールを集めてポストに入れると景品がもらえる。
 おいしければお客さんは買うから、試食できるようにしている。
 コンビニには花や野菜はほとんどないけど、スーパーにはある。
 チラシに割引券が付いている。
 お客さんを呼ぶために、どのお店もたくさん工夫している。
 いいお店もあるけど、悪いお店もあるので、お客さんは自分で判断しなければならない。
 ローソンとセブンイレブンは近くにあるし、TとSも近くにある。   
 ここでちょっぴり揺さぶりをかけた。そして、パチンコ屋、車両販売店、マンションなどもある場所が集中していることに、子どもたちは気付いていった。
 

学習のまとめ:子どもたちの感想

 スーパーSのななめ後ろの家のお父さんは、昔、スーパーSの店長というところに、たくさんシールを貼ってもらえたので嬉しかった。
 コンビニは、すぐに食べれるものを売っている。スーパーにもお総菜コーナーはあるけど、(料理の)材料もたくさん売っている。
 ローソンチームはすごいと思った。なぜなら、何とローソンマークを調べていたから。びっくりした。
 私のチームのシールは32枚だった。みんなすごいなぁと思った。もっともっと頑張りたい。
 次の勉強でも、いろいろ見学したり質問したりしたい。
 39枚も貼ってもらったので嬉しかった。
 僕たちのチームが一番シールが多かった。
 スーパーTは40枚くらい貼られていたので、もっと負けないようにしたいと思った。悔しかった。
 最初はスーパーSのところに見に行った。なぜ最初に行ったかと言うと、絵を見て楽しそうだったから。セブンイレブンのパネルには最後に行ったんだけど、見た目はちょっと悪かったけど、中身はよく書いていたので、がんばったんだと思った。
 いろんな店のことが知れてよかった。
 特に今日の勉強では「ニーズ」の意味が分かった。
 みんなのチームを見て回っていると、みんないっぱい秘密とか書いていたのですごいなーと思った。今度またこういう勉強があったら、まねして学び取りたい。
 肉まんを切る包丁があるなんて知らなかった。マークも描いていてすごいと思った。私も今度行って調べたい。
 お店には違いがいっぱいあった。
 やっぱりスーパーTとスーパーSは似ているな。
 みんなとってもよくまとめていた。私は思わず「上手!」と言った。
 ちゃんとメモも取って、工夫して作っていた。
 僕が調べたところにシールが17枚も貼ってあった。いつもあんまり発表しないけど、今日は10回くらいした。ぼくはいつも自信のあることしか発表しないけど、次から分からなくても頑張ってみたいと思った。
 スーパーのマークはどういう意味で、どうしてそんなマークなのか知りたい。
 品物がどこから来るか、もう少し詳しく調べてみたい。
 ローソンはなぜ広告を出さないのか調べてみたい。
 お肉屋さんの冷蔵庫は何度なのか聞いてくればよかった。
 商品の数を調べたい。
 商品を全部たすと、何円になるのかな。
 店長さんは1日何円くらいもうけているのかな?
 何だか、「シール」ネタが随分多かったんだけど、まぁそれだけモチベーション高めて学習した・・・ということなのかもしれない(?)・・・(^^ゞ
 
 実は、この日の発表までに、子どもたちはお互い他のチームには内緒で作業を進めてきた。そうした進め方は今までなかったことなので、班の結束力も高まり、それはそれでいい経験になったと思う。最後は、詳しく調べられたところ・まとめ方のうまいところ・着眼点のよいところなど、他班の友達のいいところに感心したり、もっと調べてみたいことを感じ取ったりできたので、よかったと思う。







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