エローラは、マハーラーシュトラ州アウランガーバードから約30km離れた村。アジャンタとは約100km離れている。
ここでは、仏教・ヒンドゥー教・ジャイナ教の寺院や修道院が、34の石窟に混在。造られたのは5世紀から10世紀の間。 |
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第5窟 最大のヴィハーラ(僧院)、マハルワダ |
↑ シャラナドリ台地の垂直な崖に彫られている。
← ここは仏教寺院(仏教窟は1〜12窟まで)。
両側各10本の列柱によって仕切られている。
レールのように並行に彫り残された台は、比丘たちの勉強机。
33m先の最奥部には仏間があり、仏像が彫られている。 |
ラーマーヤナ |
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第4窟あたり(6〜7世紀) 仏陀像と観音像 |
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第16窟 カイラーサ寺院(ヒンドゥー教寺院) |
方象が、本殿の下段で世界を支えている |
クリシュナ1世の命により、カイラス山(シヴァ神が住むとされる
ヒマラヤの聖山)をイメージして造られた。
玄武岩の一枚岩から約20万トンもの岩が掘り出され、建設さ
れた。寺院の間口47m。奥行81m。本殿(祠堂)の高さは33m。
シヴァ神の象徴、リンガ。→
↓ 周囲にちょっぴり山肌や木が見えている。岩山の傾斜に沿っ
て掘り出されたことが分かる。
積み上げ式と違って足場を組まなくてよいという実用的利点があ
ったようだが、私が最近思うのは、「余計な物を取り除いて、元々
そこにあったモノを取り出す」という感覚。命じた人(クリシュナ1世)
はそんなつもりじゃなかっただろうが(パッラヴァ朝の建築より立派
な寺院をリクエストしたらしい)、彫ってた人はそう思ったに違いない
・・・と思う。 |
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第16窟 カイラーサ寺院のスタンパ(記念柱) |
楼門前の象 |
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第29窟(7世紀)
シヴァ神と妃パールヴァティ |
第32窟 ジャイナ教石窟(9世紀)
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「ラーマーヤナ」に登場する魔王ラーヴァナ(ランカー島
ラークシャサ族の王:10の頭と20の腕を持つ)が
地下から地球を揺らしている。 |
天井に彫られているのは、大きな蓮。
他にもジャイナ教石窟には天井絵が数多く残されていた。 |
第30〜34窟までの5窟がジャイナ教の遺跡 |
第32窟 獅子に乗る女神像
向かい側の壁面には象に乗る男神像があった。 |
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第32窟 チャトルムカ祠堂 (四面堂) |
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↑ ラーヴァナがカイラス山を揺り動かしている所。 |
ラーヴァナはあっちこっちに登場 |
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アウランガーバード窟院群
6〜7世紀に仏教徒の手によって造られた。 |
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釈迦涅槃像(左下)
涅槃像の足元で、釈迦を見守る天女(下) |
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