夕日の滝・マリア観音立像




夕日の滝 
光市束荷横尾  
 
 もんのすご〜く細い道の先にあった。
 車で侵入してしまうと川に落っこちそうなので、私たちは民家の前(そこまでは普通車も通行可能)に路駐し歩いて行った。
 
 近くに、夕日観音と呼ばれる観音様があることから、この名が付いたらしい。 (ふむ、観音様か・・・。日本ではたぶん仏様の中では一番人気なんじゃないのだろうか?) が、残念ながら、その観音様がどこにあったのか分からなかったよ。・・・滝のそばに公会堂みたいな建物があったんだけど、あれがお堂だったのかも。ふ〜覗いて見ればよかった!

 夕日の滝の岩肌はツヤツヤで、苔がたくさん生えていた。ここは藤ケ塔(382m)から湧く滝で、島田川の源流でもあるんだって。





幾筋もに分かれて湧く、山中らしい滝だった。
水量は多くなく、ジャバジャバという派手な音もなかったけど、
しーんとした森にチョロチョロ響く音がなかなかの風情だった。

 
 
 
 滝の周りには、数体の摩崖仏や石仏があった。
 穏やかな顔立ちだ。滝のそばで見てると心が洗われる。  風化していて、どんな仏様か判別不能だが、ここにも供物があった。  いろんな形の岩に彫りつけられていた。
 公会堂みたいな建物(おそらく観音堂)の前にあった仏様。左の仏様は首のところから折れたのを補修したようだった。
 


う〜む、観音様か。
・・・というわけで、前から気になっていた「子安マリア観音立像」を見に行った。

ネーミングからすると、「マリアの姿の観音様」に見えるけど、
本当のところは「観音っぽく見せたマリア様」って言うべきなんだろうとは思う。



子安マリア観音立像 
由宇町峇清:清源寺  
 
  
 子安マリア観音立像は、ガラス棚(茶色い格子戸)に収められていた。撮影したけど、ガラスで反射してうまく写らなかったよ。(T-T)
 マリア観音は、江戸時代キリシタン信徒たちが幕府の厳重な禁圧の目をくぐり、観音と称して密かに礼拝した聖母像だ。
 マリア観音の周囲のたくさんの仏像たち。仏像がこんなにたくさんあったお陰で、マリア観音像は目立つこともなく、禁圧を逃れられたのかもしれないよね。
梵字の書かれた石仏
 倒れた石仏も。





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