友達になろう 3〜 事前学習・養護学校との交流〜(3年:総合的な学習)
>HOME
>BACK
 
 福井達雨 著  読み聞かせの後、感想の交流をした。
   〜 ストーリー 〜
 義人くんは、両親の仕事の関係で、知的障害児施設から小学校に通っている。それが理由で、学校で差別を受けた。しかし、義人くんは言う。みんなは障害児のことを知らないから差別するのだ。みんなみんな大切なぼくの友達なのだと。

<子どもの反応>
 差別される人より、差別する人の方がかわいそうな人だということが分かった。
                                                  など
福井達雨 著  前時同様、読み聞かせの後、感想の交流をした。
 
星川ひろ子 著 
 脳性マヒのため、手や足が思うように動かせない保育士と、子どもたちとのふれあいの書
 
 いよいよ、待ちに待った交流会。当日の朝は予報通り雨が降ったが、雨ニモマケズ、歩いて養護学校まで行った。

 「下足置き場」の心温まるメ
ッセージ
 みんなで「世界中の子どもた
ちが」を歌った。
 大きな玉。坂道を転がした。
 エアーポリン  空気を入れるとこんなに大き
くなった。
サーキット遊び
 優しく手をひいてあげた。  ゴロゴロ転がしてあげた。
お互いちょっと慣れてきたみ
たい。
 先生方お手製の大きな台
車もあった。
トランポリン 重量overかも!壊れそう!  お手洗いのそばにお風呂もあ
った。
三輪車  お世話そっちのけで遊んでる
子も。
パラバルーン 終わりの言葉  「さようなら」「またね。」

 最後に手をふってくれたからすごく嬉しかった。
 また会うから、その時に追いかけっこしたい。その時まで待っててね。
 Kくんと遊んだことは、一生忘れません。Kくんは本当に足が速かったです。
 今度会う時は、もっと仲よくなろうと思う。
 Mくんは、トランポリン、最初はダメだったけど、一緒にぴょんぴょん跳ねたら嬉しそうな顔をした。ボーリングもとっても上手だった。ぼくは心の中で「ストライクめざしてがんばれ!」と思った。
 Sくんは、とても優しい性格だった。トランポリンを楽しくやっているのを見て、とても感心した。初めて自分ひとりでくつをはけたので「すごい。」と思った。仕草で気持ちを表すのもよく分かった。
 トランポリンしても、先生やチームの誰かがだっこして降ろさないと降りないから、それがなぜかかわいかった。Sくんと触れ合ってみて、言葉は通じないけど、仕草で分かると思った。
 Tくんは、ずっと先生におんぶされて遊べなかったけど、先生が、「慣れたら一緒に遊んでね。」とおっしゃった。私は「一緒に遊ぼうね。」って言ったけど、恥ずかしそうだった。
 ぼくが笑わせたらちょっと笑った。けど、まだそんなに慣れていない。次会ったら、慣れるようになってね。ぼく達が帰る時、笑ってバイバイしてくれたね。ありがとう!
 養護学校にはこういうものがあるんだと分かった。
 養護学校のみんなのお陰でいろんなことが学べた。
 今度会う時は、何がしたいか教えてね。何でもいいよ。勉強頑張ってね。私も頑張るよ。

 言葉を交わすことはできなかったが、相手の表情や仕草で気持ちを想像する。そして、自分にできることを考える。それは子どもたちにとって、大変貴重な体験だった。
 今回は、完全にお客さんという状態で、養護学校の先生方に随分ご迷惑をお掛けしたが、次からは、より積極的に交流し、更に密度の濃い触れ合いとなるよう努めたい。